ミュンヘンでは
かなり苦戦した食事ですが、ウィーンでは、美味しい名物料理にありつけました。フランツ・ヨーゼフが好んだお料理だそう。
Tafelspits(ターフェルシュピッツ)というスープ料理の有名店プラフッタ。
噂どおりに、牛骨スープは絶品でした。
パンケーキを千切りにした具が、驚くほどスープに合うのです。
Born marrow(骨髄)は、濃厚でクリーミー。
締めは、Tafekspitz(ランプ肉)。わさびのきいたリンゴのソースでいただきます。
ウィーン風、鍋料理といったところでしょうか。お値段もお手頃で、いい味を出しています。
最後の夜には、家庭的なレストランにも行きました。
一歩入ると、温かな笑顔で出迎えてもらえました。
メニューも可愛い。
美しい色のオリジナルのベリーのプロセッコの美味しいこと。
お料理は、ウィーンの家庭で食べられるているようなシンプルなものでしたが、
定番料理のグラーシュ。ほっとするお味で、癒されます。
デザートは、お勧めのアプリコットクヌーデル。ウィーンは、アプリコットが特産品なのですね。
これまた、素朴で優しいお味で大満足。地元の人にも人気なお店のようで、隣席の地元のご夫婦も和やかな方達で、旅の終わりの夕食には最高にぴったりなお店でした。
朝食は、せっかくですのでホテルではなく、人気のカフェでとりました。老舗ホテルインペリアルのカフェテラス。
ため息が出ちゃう美しいセッティング。
美味しいエッグベネディクトに、スマートなサービス。
こういうカフェが自宅の近所にもあったならと思ふ。
翌朝も有名カフェのLandtmannで。
この時に気付いたのですが、表参道に支店がありますよね?
表参道店はいつも比較的空いているので、お茶場所として良いお店とは思うのですが、本店のこの圧倒的な貫禄、洗練された雰囲気の足元にも及ばない。
昨今のなんでもかんでも東京に進出する風潮は、いかがなものかと考えてしまいました。
ファストフード店ならまあ世界のどこでも通用するのでしょうが、こうした特別な雰囲気のあるお店は、その地でならでは。
素敵なお店だからこそ、大切にして欲しい。